荘川桜
御母衣ダム(岐阜県)によって作られた御母衣湖畔に立っている2本の巨桜は、樹齢450年余年といわれ、いずれもアズマヒガンサクラです。
いまは湖底に沈む中野地区の照蓮寺および光輪寺の境内にあったもので村民に永く親しまれてきました。
昭和34年、ダム建設中のこの地を訪れた高橋達之助さんが、この巨桜を湖底に沈むのを愛惜し、「桜博士」と言われた故笹部新太郎氏に依頼し移植が実行されました。
多くの専門家をして「不可能」といわしめた世界に例をみない大規模な移植工事は昭和35年12月に完了し、「荘川桜」と名ずけられました。
また、2002年に電源開発創立50周年を機として、5年間にわたり、全国の小学校、中学校を中心に100箇所で荘川桜の苗木を植樹する、荘川桜2世植樹活動を実施しました。
これは高橋達之助がのこした魂である「人間の営みをしていくうえで、開発は必要であるが、できる限り自然環境に配慮し、大切にする精神」を荘川桜を通じて子供達の心の中に育みたいいう思いで取り組んだそうです。
満開の荘川桜から沢山の活力を頂きました
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