花展
1月22日、23日に鯖江市まなべの館で花展があり、私どもも約1年ぶりに出瓶させて頂きました水仙を使うのが今回の必須です。
立華です。
立華は室町時代に床の間を飾るものとして生まれた様式で、野山にある草木が互いに調和する姿を花瓶の上に表現しようとするものです。
また、1999年に家元専永宗匠は『立華新風体』を誕生させるなど、基本を守りつつ、現代の感性にふさわしい生け花の様式を、未来に繋げ続けています。
今回は基本的立華を生けました。
冬の季節は、花材が少なくどの色彩を生かすかを考え、雪に閉ざされた大気の中で花をつけ、天を指すようにまっすぐにのばす『ぼけの枝』、その瑞枝にたくましいいのちと強い意志を感じて真に使いました。
水仙と緑の枇杷と松を照応し、下段に白い椿で彩りました。
ごよう松がなく困ってましたら友人のお姑様が大切にされてる御用松の枝を快く「好きな枝を切ればいい」と言ってくださり感謝です。
たまに原点にもどるのもいいものですね。
春を待つ季節にふさわしい生け花で、凛としていていいですね。梅が咲く春まであと少し、雪にも風邪にも負けないように無理せず元気に日々を過ごそうね。
投稿: さち | 2011年1月24日 (月) 23:35